今回のテーマは、「マイナーブルース」
セッションでもよく取り上げられるこの題材を取り上げて、ギターソロを実演してみました。
譜面(タブ譜)つき動画になっています。
譜面(タブ譜)↓
バッキングトラック
マイナーブルースの定番コード進行👇
key=Am
| Am | | | |
| Dm | | Am | |
| F7 | E7 | Am | E7 |
この進行は、B.B.King の名曲「The Thrill Is Gone」と同じ 12 小節のマイナーブルース。
ブルースの中でも非常に人気が高く、ジャズやソウル、ロックなど、さまざまなスタイルに展開しやすいのが特徴です。
ソロのアプローチ
今回の演奏では、ブルージーなフィーリングをベースにしながら、
そこに ジャズ的なアプローチや ネオソウル的な装飾フレーズを混ぜています。
特に意識したポイント👇
- Amペンタトニックをベースに、ダイナミクス、タッチを大切にする
- フレーズ間に「間(ま)」を作り、ボーカル的なラインにする
- ジャズ、R&B、ネオソウル的なテイストを入れる
→複音フレーズやオルタードのテンションの活用
🎸 使用ギター:PRS DGT
ネオソウルで有名なギタリスト、Isaiah Sharkeyも使用しているギターです。
ネオソウル的なフレーズとJubu Smith
今回の演奏の中では、一部で ディミニッシュを使ったフレーズ(譜面28小節目)を入れています。
このアプローチは、Tony! Toni! Toné!(トニ・トニ・トニ)のギタリストとして知られる
Jubu Smith(ジュブ・スミス)のプレイからインスパイアされたものです。
JubeがThe Thrill Is Goneを演奏している動画↓
Jubu は日本ではあまり知られていませんが、R&B〜ネオソウル系のギタリストの間では非常に影響力のある存在です。
まとめ
マイナーブルースはシンプルな進行ですが、フレーズ次第でさまざまな表情を出せる、とても懐の深いコード進行です。
ブルースだけに留まらず、ジャズやR&B/ネオソウル的な表現力を磨く練習素材としてもおすすめです。
特にネオソウルのような「しなやかさ」を出したい方は、ペンタトニック一辺倒ではなく、
複音フレーズやテンション、そしてディミニッシュなどの音使いを取り入れると表現の幅が広がります。
※東京・世田谷区下北沢のギタースクールVitamin Studioはシンプルなコード進行でも様々なアプローチができるようなレッスンを行なっています。
上記のようなアプローチを学びたい方は是非、お越しください。
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