ジャズ・スタンダード「枯葉(Autumn Leaves)」を、
ソロジャズギターとしてなるべく簡単に弾けるようにアレンジしてみました。
🎬 動画はこちら
タブ譜付き譜面はこちら↓
※訂正:最後の小節のコードは Gm6 → Gm9 です。
アレンジのポイント
原曲のシンプルなコード進行を尊重しながら、
初級者にも取り入れやすいジャズ的なハーモニーを加えています。
フィジカル的にも、理論的にもなるべく簡単に弾けるように意識してつくりました。
裏コード(代理コード:♭5サブスティテューション)」を使用していたりするので、オリジナルのコード進行から変更されているコードに着目してみてください。
🎵 裏コードってなに?
ドミナントコード(7thコード)を、♭5(トライトーン)上のルートを持つ7thコードで置き換えることを指します。
英語では ♭5 Substitution(フラットファイブ・サブスティテューション) と呼ばれます。
譜面でいうと10小節目で使用しています。
F7→B7に変更している箇所です。
つまり
Cm7→F7→B♭Maj7 (ジャズのコード進行の典型であるⅡ→Ⅴ→Ⅰ)
Cm7→B7→B♭Maj7
に置き換えています。
ベースが半音進行で下降するので、置き換えても流れが破綻せず、洗練された響きになります。
ジャズギターのみならず、ポップスでもよく使われる手法なので、是非、習得してください。
ギタリストなら手癖にしておいて、損はないです。
🎧 枯葉の名演紹介
僕がレッスンでも取り上げているのは、
Jim Hall & Ron Carterによるギターとベースのデュオの「Autumn Leaves」。
モチーフ展開、コール&レスポンス、ハーモニーの選択など、アドリブとは思えないほど、完成度が高いです。
何より一音一音の説得力が圧巻なので是非、聴いてみてください。
ジムホールのおすすめ教則本の記事はこちら
👉 https://vitaminstudio.jp/best-jazz-guitar-method-book-jim-hall/
🍁秋の夜長にジャズギターを
「枯葉」は、ジャズをこれから始める方にとって、定番中の定番の楽曲。
難しい理論よりも、まずはこのシンプルなアレンジを弾いてみてください。
ギター1本で、秋の夜長を楽しんでいただけたらと思います。
🎸 Guitar Lesson & Music Production
Vitamin Studio @ Shimokitazawa, Tokyo
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