だいぶ時間が空いてしまいましたが、7月12日(日)に下北沢スタジオベイドで開催した「初心者セッション Vol.2」の開催レポートです。
制作の仕事が一段落しましたので、当日の様子と、参加者の皆様からいただいたアンケート結果を踏まえて感じたことを書き残しておきます。
ご参加いただいた皆さま、そして遠方や外部から足を運んでくださった方も含め、本当にありがとうございました。
事後アンケートでは、回答いただいた全員から「とても満足(61.5%)」「満足(38.5%)」という評価をいただき、講師一同ホッとしております。
29名の皆さんと、15曲を
前回(Vol.1)は18名でしたが、今回は見学の方も含めて29名にご参加いただきました。
ドラム、ベース、キーボード、サックス、フルート、そしてギター。
各パートの初心者〜経験者が入り混じり、11:15から14:10まで、全15曲を演奏しました。
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※演奏楽曲の参照曲はこちら
アンケートには、以下のような嬉しい声が寄せられました。
- 「適度な緊張感がありながら、皆さまと音を合わせられて楽しい時間でした」
- 「アイコンタクトでコミュニケーションとってる人がスムーズにソロの受け渡しできてて参考にしたいと思った」
- 「お店で開催されるセッションは敷居が高いので、このような会を定期的に開催して頂けるとありがたい」
Vitamin Studioの生徒さんだけでなく、外部から申し込んでくださった方も交え、初対面同士が同じ曲を演奏し打ち解けていく場が作れたことは、大きな収穫でした。
実践ワークショップ(WS)の手応えと要望
Vol.2から新しく導入した、セッション後半の実践ワークショップ。セッション現場のリアルな疑問に、各パートの講師がその場で答える時間です。
こちらについても、約9割の方から「とても役立った」「役立った」との回答をいただきました。
WS内で出た具体的なやりとりを少し紹介します。
- 「演奏中に、今どこを弾いているか分からなくなる」
これに対して回答をいただいたのはドラム講師の川口氏。
「常にカウントすること」と「コード進行を耳で判別できる音感をつけること」。
どんなフィルインの最中でも、1・2・3・4と数え続けられるくらい体に染み込ませておくことが重要です。
アンケートでも「ロストしたりしそうになったときに先生方がカウントしたりでサポートして戴くと立ち直れることが多かったのは参考になりました」という感想がありました。
またコード進行を耳で聴いて判別できるように音感を養うことは、そもそもの楽器演奏能力にも不可欠な能力なので、より意識的に鍛えていくと良いと思います。 - 「ノリ(スイング)が出ない」
これに対して回答をいただいたのはサックス講師の荒川氏。
フットストンプが有効です。
メトロノームに合わせて足で4拍を踏み、慣れてきたらバックビート(2拍目,4拍目)で踏みながら演奏する。頭ではなく体でノリを覚えるアプローチです。
一方で、WSに対するさらなる要望もいただきました。
「アドリブでのソロパートの間、頭の中では、何を考えているのかを知りたかった」「実演(ロストしたときの対処、コミュニケーションの取り方、練習方法の一端など)を交えて話して戴くとよいかもと思いました」など、より実践的で踏み込んだ内容が求められていることがわかります。
また、「管楽器が入るとこういう展開になるんだという点が勉強になりました」という声にあるように、他パートの視点や音を知ることはセッションならではの体験です。
この「他パートから見てもらう」要素は、今後さらに深めていきたいと考えています。
アンケートから見えた「次回への反省と改善点」
今回、運営として真摯に受け止めているのが、進行と環境づくりに関する課題です。アンケートでいただいた具体的なご意見に対し、次回以降どのように改善していくかをお伝えします。
1. 時間と進行のゆとり
15曲を回すために進行がタイトになった結果、アンケートの「全体の長さ」の項目では、約77%の方が「もう少し長くてもよかった」「もっと長くしてほしい」と回答されました。 「曲数をへらして同じ曲でテンポや曲想を変えてやってみてレビューや先生方のお手本を参照しながらやると面白いのではないでしょうか」「一度やった後にフィードバックをもらって再度同じ曲をやったり、講師のかたも混ざったりして違いを感じたい」というご提案もいただいています。 次回は余裕をもたせたタイムスケジュールを組み、ただ演奏をこなすだけでなく、その場でフィードバックを得て再トライできるような仕組みを検討します。
2. 音量バランスとモニター環境
「サックス、ベース、ドラムの音が予想外に大きく、自分の音がよくわからず、テンポ、リズムが狂ってしまい…」という切実な声をいただきました。
またWSへの要望としても「一度どのくらいのボリュームでどう聞こえてるのかを検証できる場があると有り難い」との意見がありました。 セッションにおける中音(ステージ上の音量)のバランスを取ることは非常に重要ですが、実際のところとても難しい課題でもあります。次回は講師陣による事前のサウンドチェックをより入念に行い、各演奏者が自分の音をなるべく聴き取りやすく、全体としてなるべく良い音が出るようにしたいと考えています。
3. イントロ/アウトロの事前共有とソロ回しについて
「イントロやアウトロをどう演奏するのか事前におしえていただきたかった」「アドリブは曲2回し分くらいを演奏したらで次の方にまわすなど、ある程度(前提の)目安があるとわかりやすい」といった声も寄せられました。
イントロやアウトロについては、次回は事前によりわかりやすく共有できる配慮を行います。
また、ソロ回しに関しては「2回、3回」とあらかじめ回数を決めておいても良いかもしれませんが、セッションに慣れてきたら、お互いの目配せや「キュー(合図)」を出して交代することにもぜひ慣れてもらいたいと思っています。
そして慣れてきたらイントロやアウトロの事前準備がなくても、その場で対応できるようになりたいですね!
次回はそのようなセッションならではのコミュニケーションもサポートできればと思います。
おわりに
改めてアンケートに答えていただいた方には御礼を申し上げたいと思います。
セッションという場には、もちろん上手い・下手を競い合うような側面もあるかもしれません。
ですが、それ以上に大切なのは、その日、その時に組み合わせになったメンバーで「より良い音楽を作ろうとする」ことです。
同じ曲を、いろんな楽器の人と合わせてみる。そして、他の人の耳に自分がどう届いているかを知り、ひとつのアンサンブルを構築していく。
皆様からいただいた声をしっかりと反映し、Vol.3はさらに充実した「実践と学びの場」として開催したいと思います。
当日ご一緒した皆さま、支えてくださった講師の先生方(キーボード:日高広貴先生 / サックス:荒川将司(Mercy)先生 / ドラム:川口伸王先生)、そしてサポートしてくれた皆に、あらためて感謝します。ありがとうございました!




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