ギターを始めると最初にぶつかる壁のひとつが「音が合わない!」ってこと。
とにかく音を合わせる「チューニング」は演奏する前に必ずしなくてはいけません。
そんな時に便利なのが「チューナー」。
ほとんどのギタリストが使用しています。
今回はチューニングの基礎から、クリップ型をメインにスマホアプリの紹介、Hz(ヘルツ)設定の実務的な考え方まで解説します。
チューナーの基本と種類の選び方
チューナーの役割とレギュラーチューニングについて
チューナーは弦の音の高さを Hz(ヘルツ) で測って、基準の音(A=440Hz 等)に合わせる道具。
ピッチが合っていないと、どんなプレイも上手くいかないので、まずは正確なチューニングが大事です。
ギターのレギュラーチューニングは
低音弦から順に
6弦:E(ミ)
5弦:A(ラ)
4弦:D(レ)
3弦:G(ソ)
2弦:B(シ)
1弦:E(ミ)
まずはこれを暗記してください!
※こちらにチューニングに関して補足資料も貼っておきます。
音叉、ピアノなどを使ってチューニングする場合、ハーモニックスでチューニングを合わせる方法も記載があります。
種類と選び方
- クリップオンタイプ:ヘッドに挟むだけ。振動で検知するので、周囲の騒音に強い。初心者におすすめ。
- スマホアプリ:マイクで音を拾う。無料で手軽だが騒音に弱い。
- おすすめポイント:ギターにつけたままに出来るクリップ式が便利。予算は2,000〜5,000円台が目安。
Hz(ヘルツ)の実務的な知識
チューナーに表示される「Hz」はA(ラ)の基準ピッチです。初心者はまず 440Hz に慣れればOKですが、現場では少し違う指定を受けることもあります。
- 440Hz:軽音楽における世界標準。宅録や個人練習、バンドリハなどで基本。
- 441Hz:日本のホールやスタジオに置いてある 生ピアノ が441Hzに調律されていることが多く、ピアノがある現場ではギター側がこれに合わせることがよくあります。
- 442Hz:クラシックやオーケストラ系で採用されることがあります。
クリップオンチューナーの使い方
- クリップを固定:ヘッドのペグ近くに挟む(弦の振動が伝わりやすい位置)。
- 電源ON:画面に針や数字が表示されます。
- モード選択:ギターモード(E A D G B E)かベースモード(E A D G)を選ぶ。モードを間違えると表示が合わなくなるので注意。
- チューニング開始:針が中央に来るまでペグを回す。緑や「OK」が出たら次へ。
しっかりと6弦がEと表示されているか(目指す音程とアルファベット表示が合っているか)注意。 - Hz設定:まずは 440Hz を基準に。ピアノや現場指定があれば 441Hz / 442Hz に合わせる。
スマホアプリで手軽に試す
- GuitarTuna(iOS/Android):ゲーム感覚で使える初心者向け。
- Fender Tune(iOS/Android):シンプルで見やすく、Hz調整も可能。
注意:マイクで拾うため、周囲の騒音があると精度が落ちます。慣れてきたらクリップ式に移行がおすすめ。
クリップ型のおすすめモデル
- BOSS ( ボス ) / TU-10:シンプルで精度も十分。僕自身も使用しています。
- TC Electronic Polytune Clip:ポリフォニックで全弦一気にチューニング可能。初心者にも使いやすい。
チューニングはマメにしよう
チューニングは少し面倒ですが、正しい音感を身につけるためにも、必ず練習する前や、30分に一回など、最初はとにかく定期的に短いインターバルで確認すると良いと思います。



コメント