こんにちは、Vitamin Studioの田村です。
以前の記事「エレキとアコギ、どちらが良いですか?」で、エレキギターは生音が小さく集合住宅でも練習しやすいとお伝えしました。
では実際、どんなアンプを使えばいいのでしょうか?
今回は自宅練習に絞って、選択肢を整理してみます。
そもそも、アンプは必須なのか?
以前の記事「エレキギターはアンプを使って練習しないとダメ?」でもお話ししましたが、生音だけの練習には落とし穴があります。
生音だけの練習では、アンプを通して初めて気づくノイズや、ピッキングの強弱の課題に気づけません。
とはいえ、自宅では大きな音は出せない。そこで選択肢をいくつか整理してみます。
選択肢1:小型アンプ(まず音を出したい方へ)
自宅練習用の小型アンプとして、1万円以下で買えるコスパの高い2台を紹介します。
YAMAHA GA15II(実売9,000〜11,000円前後)

15W出力でクリーン/ドライブの2ch仕様。ヘッドフォン端子とAux in(スマホ接続)も付いているので、音源を流しながらの練習にも対応できます。YAMAHAらしいクセのないサウンドで、エフェクターで音作りをする人にも使いやすい一台です。シンプルな作りで長く使えるのも安心感があります。
PLAYTECH JAMMER Jr.(現在サウンドハウスで7,800円)

サウンドハウスのオリジナルブランドで、同価格帯では6.5インチという大きめのスピーカーを搭載しているのが特徴。1つのゲインノブでクリーンから歪みまで幅広くカバーします。ヘッドフォン端子あり。
どちらもスピーカーが小さい分、低音域の再生能力には限界があります。
「自宅でとりあえず音を出して練習する」用途と割り切って選ぶのが正直なところです。夜間はヘッドフォン端子を活用しましょう。
こんな方におすすめ:
- 1万円以下で手軽に始めたい
- シンプルに弾き始めたい
- ヘッドフォンでも練習したい
選択肢2:YAMAHA THR5 V.2(汎用性を求める方へ)
自宅用アンプとして、幅広い用途に対応できる一台がYAMAHA THR5 V.2(希望小売価格28,600円)です。

まず見た目がいい。リビングに置いていても違和感のないデザインで、出しっぱなしにしやすいのは思っている以上に大事なポイントです。「弾きたいときにすぐ弾ける」環境を作れるかどうかが、初心者の継続率に直結します。
音の面では、CLEAN・CRUNCH・LEAD・BRIT HI・MODERNの5種類のアンプシミュレーションとリバーブ・ディレイなどのエフェクトを内蔵。エフェクターを別途買い揃える前に、まずTHRで色々な音を試してみるという使い方ができます。ヘッドフォン端子・AUX IN・USBオーディオインターフェース機能・チューナー内蔵・電池駆動対応と、一台でかなりカバーできます。
スピーカーサイズの制約による低音域の限界はありますが、自宅練習用としては十分です。
こんな方におすすめ:
- リビングに出しっぱなしにして気軽に弾きたい
- エフェクターも使ってみたい
- チューナー、電池駆動など利便性重視
- ヘッドフォンでも練習したい
選択肢3:アンプシミュレーター(DTMも視野に入れるなら)
将来的にDAWで録音もしたいという方には、**アンプシミュレーター(アンシミュ)**という選択肢があります。ソフトウェアやペダルで本物のアンプの音を再現する技術で、最近は精度が上がり十分実用レベルです。
僕も実際に触れてよかったのがIK Multimedia TONEX One(現在28,000〜32,000円前後)。
実機アンプの音をAIでキャプチャーする技術で、弾いた時の反応がリアルです。USB-CでPCと繋げばオーディオインターフェースとしても動作するので、別途インターフェースを用意しなくて済む場合もあります。ヘッドフォン出力も兼ねているので、夜中の練習にも対応できます。

ただし本格的な2in2outのインターフェースではないため、しっかりDAW録音もしたい場合は専用のオーディオインターフェースと組み合わせるのが現実的です。
まずソフトウェアだけ試したい方向けに**無料版(TONEX CS)**もあります。セール時に有料版を安く入手できることも多いので、ソフトから試してペダルに移行するという順番もありです。
ひとつ注意点として、DAW経由で音を出す場合は演奏から音が出るまでのわずかな遅れ(レイテンシー)が気になることがあります。PCのスペックやインターフェースの設定に依存するため、この辺りが気になりそうな方は素直にアンプから入るほうがストレスが少ないと思います。
こんな方におすすめ:
- 将来的にDAWで録音・DTMもやりたい
- ソフトウェアで音作りを楽しみたい
- ヘッドフォンで練習したい
まとめ:迷ったらこの選び方で
| 状況 | おすすめ | 価格目安 |
|---|---|---|
| まず音を出してみたい | YAMAHA GA15II / PLAYTECH JAMMER Jr. | 約7,000〜11,000円 |
| 便利な一台が欲しい | YAMAHA THR5 V.2 | 約24,000円〜28,000円 |
| DTMも将来やりたい | TONEX One | 約28,000〜32,000円 |
いずれの場合もヘッドフォンを使えばマンションでも深夜でも練習できます。「エレキはうるさい」というイメージで諦めていた方にこそ、ぜひ試してほしいところです。
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