空ピッキングの重要性
あなたはピッキングの順番――ダウンとアップ――を意識したことはありますか?
ギターには「空ピッキング」と呼ばれる基本テクニックがあります。
ピッキングをダウンアップで規則的に交互に行い、休符の時もピックを弦に当てず、空振りするように手を動かしてリズムをキープする方法です。
しかし、独学者の中にはこの基本を取り入れていない人が多く見受けられます。
- 「ピッキングの順番なんて音には関係ない」
- 「楽譜にも書いていない」
- 「休符なのに、なぜいちいち空振りする必要がある?」
実は僕自身も、独学でギターを始めたため、この「空ピッキング」を2年間も無視していました(苦笑)。
その頃はVan Halenなどハードロックやヘヴィメタルが好きで、リフや速弾きを中心に練習していたため、必要だと感じていなかったのです。
「ダウン、アップストロークの順番も、感覚的に弾きやすい順番でOKでしょ」
という、大雑把な考え方でした。
ところがある時、カッティングやストロークを真面目に練習していると、ふと気づきました。
「あれ?休符があっても規則的にダウンとアップを繰り返して弾いている…」
自分のストロークのノリの悪さと比べると、空ピッキングを取り入れている人の演奏は全く別物で、
「めちゃくちゃ大事なテクニックじゃん」と実感しました。
楽譜にはストロークの上下は細かく書かれていないため、必須だとは思っていなかったのですが、実際にはリズムの安定には欠かせないテクニックだったのです。
空ピッキングの具体的方法
空ピッキング(からピッキング) とは、弦を実際には弾かずに、右手を「振り抜く動作」だけ行うこと。
言い換えると「音は鳴らさないけど、手のリズム運動は止めない」動きです。
具体例(8分音符)

この譜例で言うと、(↓)ダウンストロークは休符であるために実音を出さず、空振りをすることによって
リズムをキープするということです。
なぜ必要なのか?
- リズムが安定する
→ 右手の動きが常に一定なので、休符やアクセントが入ってもズレにくい。 - ビートにシンクロしやすい
→ ストローク全体の流れがスムーズになり、カッティングが心地よくなる。 - コードチェンジが楽になる
→ 右手のリズムを止めないので、左手のコード移動に集中できる。
まとめ
空ピッキングは「実際に弾かない動作を弾くように動かす」こと。
一見地味ですが、ストロークやカッティングの基礎であり、これを知っているかどうかでリズムの安定感が大きく変わります。
👉 次回は「実践編」として、8ビートや16ビートでの空ピッキングの具体的な活用方法を解説します。



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