ダイアトニックコードを覚えましょう【音楽理論の基礎】

ギターレッスン初心者向け

ギター弾きが「ダイアトニックコード」を覚えるべき4つのメリット

「ダイアトニックコード」という言葉を聞いたことがありますか?
もしかしたら、難しそうな音楽理論の響きに「自分には関係ないかな…」と感じる方もいるかもしれません。

しかし、このダイアトニックコードは、あなたのギター演奏を深める上で非常に役立つ音楽理論の基礎なんです。

今回は、なぜギター弾きがダイアトニックコードを覚えるべきなのか、その具体的なメリットを4つご紹介します。

ダイアトニックコードの基本:機能と属性で覚える「ローマ数字」

ダイアトニックコードは、特定のキー(調)の中で使われる、調和したコード群のことです。これらのコードは、キーの音階(スケール)を基に作られています。

そして、音楽理論では、それぞれのコードをローマ数字(I, II, III, IV, V, VI, VIIで表記します。このローマ数字が示すのは、単なるコードの種類だけでなく、そのコードがキーの中で持つ「機能」を表しているんです。

例えば、Cメジャーキーであれば、IはCメジャーコード、IIはDmコード…といった具合になります。そして、重要なのは、この「機能とコードの属性(メジャーかマイナーかなど)は、どのキーに行っても同じ」だということ。

メジャーキーの場合、ダイアトニックコードは以下の機能と属性を持ちます。

  • I Maj (トニック):安定した中心の響き。常に長三和音(メジャーコード)。
  • II m (サブドミナント代理):トニックに向かう準備の響き。常に短三和音(マイナーコード)。
  • III m (トニック/ドミナント代理):やや不安定だが、トニックに近い響き。常に短三和音(マイナーコード)。
  • IV Maj (サブドミナント):トニックから少し離れ、広がりを感じさせる響き。常に長三和音(メジャーコード)。
  • V Maj (ドミナント):最も不安定で、トニックへ強く解決したがる響き。常に長三和音(メジャーコード)または属七の和音(V7)。
  • VI m (トニック代理):トニックと同じ安定感を持つが、少し悲しい響き。常に短三和音(マイナーコード)。
  • VII dim (ドミナント代理):不安定で、トニックへ解決したがるが、Vほど強くない響き。常に減三和音(ディミニッシュコード)。
    (4声でも同様)

このように、「Iは常にMaj(メジャー)、IIは常にm(マイナー)」といった形で、度数とコードの種類、そしてその機能の関係性を覚えてしまえば、どんなキーの曲でも、そのコード進行が持つ意味を瞬時に理解できるようになります。


1.コード進行の流れから曲のKeyを判別できるようになる

あなたは、好きな曲をコピーしている時、「この曲って、一体どのキーなんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?ダイアトニックコードを理解すると、曲中で使われているコードの組み合わせから、その曲のKey(調)を判別することができるようになります。

Keyが分かれば、その曲がどんなコード進行のパターンを持っているのか、どのコードが「安定」していて、どのコードが「次に進みたがっている」のかといった、曲の基本的な「お約束」がわかるようになります。まるで地図を手に入れたかのように、曲の進行が手に取るようにわかるようになるでしょう。

2.メロディに対してどのようなコードがハマるかわかるようになる

「このメロディには、どんなコードをつけたらいいんだろう?」と悩んだことはありませんか?ダイアトニックコードの知識があれば、メロディの音と調和するコードを効率的に見つけられるようになります。

あるキーのメロディが使っている音は、そのキーのダイアトニックスケール上の音であることがほとんどです。そして、ダイアトニックコードは、そのスケール上の音を積み重ねて作られているため、メロディの響きに自然と「ハマる」コードを見つけやすくなります。これにより、コード付けのセンスが格段に向上するでしょう。

3.曲を初めて聴いた時でもコード進行の予測がつくようになる

耳コピをする際や、初めて聴く曲のセッションに参加する際、「コードが全く分からない…」と困った経験はありませんか?
ダイアトニックコードの知識があれば、曲を初めて聴いた時でも、ある程度コード進行の予測がつくようになります。

なぜなら、多くの楽曲はダイアトニックコードをベースに作られており、定番のコード進行パターンが存在するからです。例えば、J-POPでよく使われる「カノン進行(I-V-vi-IV)」のようなパターンを知っていれば、耳で聴いた音と照らし合わせながら、効率的にコードを見つけ出すことができるようになります。

4.コードを体系的に覚えるとギターの指板上での動きが整理される

ギターの指板は広大で、たくさんのコードフォームを覚えるのは大変ですよね。しかし、ダイアトニックコードを体系的に覚えることで、指板上のコードの配置が整理され、理解しやすくなります。これにより、キーが変わっても、同じ関係性でコードを移動できるようになり、指板全体をより効率的に使えるようになるでしょう。

まとめ:ダイアトニックコードを学んで、あなたの音楽世界を広げよう

ダイアトニックコードは、最初は少し堅苦しく感じるかもしれません。しかし、一度その基礎を身につけてしまえば、それはあなたのギター演奏における強力な武器となり、曲を深く理解し、表現し、創造するための大きな助けとなるでしょう。

今日から少しずつでも、是非、ダイアトニックコードを覚えてみてください

コメント

タイトルとURLをコピーしました