ちょっと変わったコードを楽しむ:インド風コード?

ギターレッスン中級者向け

サイケデリックなインド風コード?

先日のレッスンでのお話です。
生徒さんがオリジナル曲のフレーズを弾いてくれたのですが、「どんな要素が入っているのか、自分では分析できない」とのことでした。
そこで僕なりに分析し、合いそうなコードを提案しました。

ミクソリディアンに合う響き

そのフレーズは ミクソリディアン・スケール(モードスケールの一種)をベースにしていました。
普通なら A ミクソリディアンなら「A7」がはまるところですが、生徒さんの音楽性が少しサイケデリック寄りに感じられたので、あえてこんなコードを提案しました。

M3とP4がぶつかる響き

このコードでは、インターバルで言うと**長3度(M3)と完全4度(P4)**が半音でぶつかっています。
一般的には「不協和音」とされる響きですが、あえてこのぶつかりを使うことで、どこかエキゾチックでインド風の香りが漂うのです。

実際に僕自身もこの響きがとても好きで、20年以上前にこのコードをもとにした曲を作ったことがあるくらいです。

音がぶつかる=不協和音だから使ってはいけない、というのは誤解です。
ただ「安定しない響き」になるだけで、表現としては大きな武器になります。

(クラスター和音のように、また別の記事で取り上げたいコードもあります)

コードネーム、どう呼べばいい?

さて、このコードを何と呼ぶか問題です。
僕はギターでは5度を省いて弾いていますが、5度が入っていても同じように機能すると思います。
そこで、見た目もわかりやすく、シンプルに「A7(11)」 と書いてしまっています。
理論的には A7(add4) と表記するのが正確かもしれません。

ちなみに ChatGPT に聞いてみたところ、

  • A7(add4)
  • A7(no5, add4)

といった表記も出てきました。

コードネームは、見る角度や前提によって変わることがあります。
だからこそ、「他の人にとって読みやすい、最もシンプルな形」 を考えて選ぶのが良いのでは、と僕は思います。

新鮮なコードとの出会いが楽しい

こうした珍しいコードや響きに出会うと、自分の感覚が刺激されてとても楽しいです。
実際に僕が弾いてみたアドリブのショート動画もありますので、よければ聴いてみてください。

Funk (Blues + Indian flavor) Guitar Improvisation


「お、こんな響きがあるんだ」と思ったら、ぜひみなさんも試してみてください!


学習ガイドリンク

モードスケール(コードスケール)とインターバルについての知識の補足

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