独学では気づきにくい「ロック式ビブラート」の落とし穴

ギターレッスン初心者向け

独学の落とし穴

こんにちは、Vitamin Studioの田村です。

僕はギターを始めた頃、4年間ほぼ独学でした。
当時はYouTubeも今ほど充実していない時代。雑誌や教則本を頼りに練習していたのですが……
なんと “2年間ずっと空ピッキングをしていなかった” という衝撃の事実にある日気づきました。

※そのときのエピソードについてのブログはこちら

「頭では分かったつもりなのに、身体がやっていない」
これは独学の最大の落とし穴です。

最近のレッスンでも、まさに同じように
自分では気づきづらい間違い
に遭遇しました。

今日のテーマは、多くの人が間違いやすい ロック式ビブラート です。

うまくいかないビブラートの例

先日の生徒さんの例。

ビブラートを掛けているが、音程が不安定で寧ろ掛けない方が印象がいいような状態。
ご本人的にも、なんとなく焦って細かく振るわすだけになってしまっていると、自覚がある様子。

“音程の揺れが不規則” で安定していないのです。

揺れの幅や速さが毎回バラバラだと、
音の中心が見えず、聴いている側には 痙攣のような震え に聞こえてしまうのです。

これは歌で指摘される「ちりめんビブラート」と同じ現象で、
音楽的な効果がマイナスになり、美しい揺れにはなりません。
※一般的にはマイナスだが、文化圏によっては美として成立する場合もあります。

ビブラートは「痙攣」ではなく「引っ張って戻す」

ギターの音程が上がる仕組みは一つ。
弦の張力が強くなったとき です。

つまりロック式ビブラートのは、

  • 小さくチョーキングする
  • 元の位置にピタッと戻す

この「行って戻る」を繰り返す動きです。

よくある間違い

弦の真ん中を基準に ↑ 上に動かす → ↓ 下に動かす → ↑ 上に動かす → ↓ 下に動かす……

これだと弦の張力がほとんど変わらないので、
音程は効果的に動きません。

正しい動き

〇 正しい動き(上方向の場合)
1. 弦を上にグッと持ち上げる(=少し音程が上がる)
2. 力を抜いてピッタリ元の位置に戻す
→ これだけを繰り返す

〇 正しい動き(下方向の場合)も同じ
1. 弦を下にグッと押し下げる
2. ピッタリ元の位置に戻す
→ これだけを繰り返す

つまりビブラートは、

「中心をまたぐ往復運動」ではなく
“原点 → 少し離れる → 原点に戻る” の一方通行
と言えます。

一番難しいのは「正確に戻す」こと

実際にやってみると分かりますが、
最も陥りやすいのは 戻しの精度 です。

戻しが不正確だと、音程がだんだん上ずり、聴いていて気持ち悪い音に…。

最初は速さを求めず、

グイッ → ピタッ
グイッ → ピタッ

と、はっきり音程を上げて、はっきり戻す練習をしましょう。
れが安定すると、音程の芯が明確になり、聴き心地の良いビブラートになります。

ビブラートを適切にかける動作について

ロック式ビブラートと一口に言っても、実際にはさまざまなアプローチがあります。
ビブラートは奥が深く、奏者の個性が最もよく表れる奏法のひとつです。

具体的な動きや力の使い方を確認したい方は、ぜひ体験レッスンで実際にご相談ください。

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