こんにちは、Vitamin Studioの田村です。
今日は、アドリブ演奏のためのスケールの練習方法についてお話しします。
アドリブ演奏に必要だと言われているスケールですが、指の形だけで覚えてしまっているギタリストが割と多いようです。
例えばB♭メジャースケールを6弦から順に弾く場合、
- 6弦6フレット → 中指
- 6弦8フレット → 小指
- 5弦5フレット → 人差し指
- 5弦6フレット → 中指
- 5弦8フレット → 小指
のように、フレットや指使いだけで覚えてしまう方法です。
速弾きのフレーズやリックとしては使えることもありますが、実際のアドリブで自由に表現するには不十分です。
スケールを上がったり下がったりするだけではアドリブはとれない
アドリブで目指すのは、自分がイメージした音をギターで歌わせることです。
そのためには、スケールの1音1音がどの度数(R, M2, M3…)かを意識して弾くことが大切です。
僕がレッスンでよく言うのは、ただスケールを上がったり下がったりするだけではアドリブとは呼べないということです。
音楽理論を知らなかったと言われているジミヘンドリックスやウェス・モンゴメリーは、度数という理論的な意識がなかったとしても、音程とポジションの関係を耳と体で覚えていたと思います。
だから、自然に歌心のあるフレーズを弾くことができたわけです。
「B♭メジャースケールだけ弾いていれば音を外さない」という考え方では、アドリブで自由に表現する力は身につきません。
1音1音の音程を意識して、耳と手で体に覚えさせることが必要です。
度数(音程)で覚えるスケールの例
B♭メジャースケールを例に見てみましょう:
- 6弦6フレット → R(ルート)B♭
- 6弦8フレット → M2(長2度)C
- 5弦5フレット → M3(長3度)D
- 5弦6フレット → P4(完全4度)E♭
- 5弦8フレット → P5(完全5度)F
- 4弦5フレット → M6(長6度)G
- 4弦7フレット → M7(長7度)A
- 4弦8フレット → P8(オクターブ)B♭
弾きながら度数を声に出して歌うと、耳・目・指が同時に連動して覚えやすくなります。
練習の進め方:様々な角度から練習する
- 声に出して弾く
音程を意識して、耳と手の感覚をリンクさせます。 - 全ポジションで度数を把握する
6弦・5弦・4弦・5フレット付近など、偏ったポジションでなく、全弦・全ポジションで練習すると効果的です。 - 運指だけに頼らず、制約を設けて練習する
指の形だけで上下する練習は、アドリブで自由に弾く力にはつながりません。
1弦だけで練習するなど、制約をつけて弾くと応用力がつきます。
まとめ
- アドリブには、指使いだけのスケール練習は不十分
- 音程(度数)を意識してスケールを弾くことが効果的
- 制約をつけたり様々な角度から練習すること
※以前の記事で紹介した「インターバル練習」や「ダイアトニックコードの体得」も合わせて参照してください。
この度数によるスケール練習の理解もさらにスムーズになります。



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