こんにちは、Vitamin Studioの田村です。
今回は Olivia Rodrigo の代表曲『Drivers License』 を、シンガー向けのシンプルなアコースティックギターアレンジで取り上げました。
タブ譜つき演奏動画↓
🎹 ピアノ曲をギターで弾き語りに
原曲はピアノ主体の美しいバラードですが、今回はその和声感と空気感をギターで再現しています。
ポイントは、開放弦の3弦(G)を常に鳴らし続けているところ。
カポをつけているので、実際の音は B♭(シ♭) になります。
この「同じ音をずっと鳴らす」ことで、コードが変わってもひとつの世界が持続します。
まるで、同じ人物(メロディ)を映しながら、風景だけが変わっていく映像のような効果。
音楽理論的には、こうした音を「保持音(持続音/pedal tone)」と呼びます。
コード同士を自然につなぐ“接着剤”のような役割を果たし、キャッチーな印象と余韻を与えます。
🎸 ギター一本の演奏で音数を減らす「勇気」
ギター一本で弾く場合、常にフルコード(6弦〜1弦まで)を鳴らすと、どうしてもメリハリがつけづらくなります。
特に、コード進行に大きな変化がない楽曲や、Aメロ・サビといったセクションの明確な区分が少ない曲ではなおさらです。
この『Drivers License』はセクションごとにコード進行自体は変化しますが、
それでも「音数」や「弾く弦の本数」を意識してコントロールすることで、
サウンドに奥行きと緊張感が生まれます。
(※過去ブログの「弾く弦を減らす」という発想でダイナミクスをつける|Shape of Youで実践するリズムギターアレンジも参照してください。)
さらにこの曲では、ブリッジ(Bridge)に感情の爆発が訪れます。
ここで初めて、フルコードでの力強いストロークを採用しています。
それまで抑えていた音数を一気に解放することで、
曲全体のドラマティックな流れを明確に描き出すことができます。
Aメロ(ヴァース)ではあえて薄く、サビで開放し、
ブリッジで感情を解き放つ──この音の強弱の設計が、
聴く人の感情の流れを自然に導いてくれるはずです。
💡まとめ
- 開放弦を持続させることで、コードチェンジを滑らかにつなげる。
- 音数を減らすことは、表現を削ぐのではなく「焦点を際立たせる」手法。
- 弾く弦の本数をコントロールすることで、ギター一本でも十分なダイナミクスを生み出せる。
このアレンジを通じて、静けさの中にあるドラマを感じてもらえたら嬉しいです。
🎤 シンガーソングライターの方へ
このような弾き語りアレンジのコツを、
シンガーソングライターやアーティスト志望の方に向けてレッスンしています。
ギター弾き語りの方で、「もう一段クオリティを上げたい」と感じている方はぜひお越しください。
メジャーアーティストへの指導経験をもとに、現場で使えるノウハウをお伝えしています。
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